Home>DiscCatalog>RES-96

RES-96 ¥2,800(本体価格)+税 2005年6月29日発売

知名定男
「うたまーい」

島唄のマイスター、知名定男14年振りのスタジオ録音ソロ・アルバム。熟成された深いコクと味わいを湛えた、歌・三線をお楽しみ下さい。

沖縄民謡界の重鎮にして、第一線で活躍を続ける知名定男。自身のスタジオ録音ソロ・アルバムは1991年『島うた』以降リリースがなく、新作が熱望されていました。還暦を迎える今年、是非知名定男の島唄を届けたい。三線、歌、島太鼓のみで構成された、シンプルで力強いアルバムを作りたい。そのような考えからこの作品が生まれました。
今作の作品に至るには昨年リリースされた作品、『登川誠仁&知名定男』が大きく拘っています。この作品は知名が自身の師匠と共演したものですが、当時のインタビューでこのように語っています。「アルバムの出来上がりを聴いて、満足する前にやる気が出てきました。歌わなきゃいかんと触発されましたね。(中略)僕もソロをバンバンやらないといけないと思いました。まだまだ立ち向かう若さもあるし、ベテランのフリをしている場合じゃないですよね。」(2004年5月号 おきなわJOHOより引用)この思いを形にしたのが、まさに本作です。

鳩間可奈子さんから『うたまーい』推薦のコメントいただきました!ありがとうございます!
鳩間可奈子さんの『ヨーンの道』も皆さん要チェックです!


■演奏者
知名定男の三線、歌、琉琴(知名定男の父、知名定繁が考案した、沖縄独自の奏法を持つ琴)を中心に、次男の知名定人が三線、初代ネーネーズの吉田康子が三板、囃し、指笛、3代目ネーネーズの與那覇歩が囃し、ひがけい子が太鼓で参加しています。

■タイトル
「うたまーい」とは、“歌のあるところを訪ねてまわる”という意味を持つウチナーグチ(沖縄方言)です。

■収録曲■
選曲は知名定男自身が行い、M3のみ制作サイドがリクエストしました。
M13のカチャーシーナンバー、M4の遊び歌などの沖縄民謡のスタンダード曲を中心に、M3は初代ネーネーズのデビューアルバムにも収録されているナンバーで、知名定繁と故・照屋林助の作品です。M7は知名定男のオリジナル曲であり、1972年大ヒットを記録した作品です。

  1. ヤッチャー小〜シューラ節 (沖縄民謡)4:53
    『ヤッチャー小』は毛遊び曲。「恋しいあなた、女心を解って下さい」と歌い込まれています。『シューラ節』は「今一度若かった頃に戻り、毛遊びを楽しめたなら、どんなにかいいだろう」と歌い込まれています。
  2. 越来ヨー (沖縄民謡)4:55
    「越来」とは地名でコザの前身、現沖縄市のことです。毛遊びの出来事が歌い込まれています。
  3. ジントーヨーワルツ (作詞 知名定繁/作曲 照屋林助)3:21
    初代ネーネーズのレパートリー曲。親と子の別れの様が歌い込まれています。
  4. 海ぬチンボーラー (沖縄民謡)3:34
    「チンボーラー」とは巻貝の事。元々は遊廓で流行った遊び歌です。
  5. 伊計離り節〜勝連節 (沖縄民謡)5:11
    「伊計離り」は沖縄本島近く、伊計島の事です。平安座の浜で伊計島に出稼ぎに行っていた男を、
    待ちわびている女性の様を歌い込んでいます。。
  6. 御物奉行〜主ぬ万才 (沖縄民謡)4:14
    財政奉行の事を歌っています。この二曲はメドレーで歌われる事が多くあります。
  7. うんじゅが情ど頼まりる (作詞/作曲 知名定男)3:30
    私の気持ちをどうか解って下さい。あなたの情けを掛けて下さいと、歌い込まれています。
  8. ヒンスー尾類小 (沖縄民謡)4:59
    「ヒンスー尾類小」とは最下層の遊女の事で、様々な遊女の様が歌い込まれています。
  9. 安田越地 (沖縄民謡)3:35
    「安田」は地名、「越地」は峠の事で、この曲は恋歌です。
  10. 収納奉行 (沖縄民謡)4:19
    収税役人がやってきた、島の美童たちよ、彼らの宿に行って情を受けてきなさいと歌い込まれています。
  11. 南洋小唄 (作詞/作曲 比嘉良順)4:37
    南洋への移民、そして戦争を潜り抜けてきた思いが歌い込まれています。
  12. 恋の花 (沖縄民謡)4:17
    辻の遊郭で流行った曲です。男性から女性に対する、別れを惜しむ気持ちが歌い込まれています。
  13. 屋慶名クファディーサー (沖縄民謡)4:12
    「クワデーサー」とは、南島にまれな落葉の喬木の事です。屋ケ名地方のその木の下での、若者
    たちの浜遊びの様が歌い込まれています。

■知名定男プロフィール

琉球民謡の天才といわれた少年もいまや60歳。日々、沖縄音楽の未来を思索し創造し続けています。ネーネーズのプロデューサーとしても知られる知名定男は1945年大阪に生まれました。父は琉球民謡界に多大な功績を残した、故・知名定繁。
小さい頃から音楽的才能を発揮していた少年は57年米軍統治下にあった沖縄へ密航し、登川誠仁に師事することになります。同年『スーキカンナー』で華々しくデビュー、“天才少年現わる”と一躍脚光を浴びました。72年、沖縄音楽史上空前の大ヒット曲『うんじゅが情どぅ頼まりる』を作詞/作曲。78年には、アルバム『赤花』(ポニーキャニオン)で本土デビュー。収録曲『バイバイ沖縄』は、島唄にレゲエをミックスさせた曲として注目されました。
その後、91年の『IKAWU』から始まるネーネーズのプロデュースの傍ら、同年ソロアルバム『島うた』、92年には盟友・徳原清文とともに『島や唄遊び』、96年二代目襲名披露公演のライブ版『遊び唄・情け節』を発表。プロデュースの方はブラジル在住の沖縄系二、三世でつくる民謡グループ《トントンミー》、男性4名からなる琉球民謡グループ《ザ・フェーレー》、鳩間島の《鳩間可奈子》、初代ネーネーズの《吉田康子》、新生《ネーネーズ》など多数のアーティストを手がけています。
2004年には師匠の登川誠仁とアルバムをリリース。同年9月大阪ドームの琉球フェスティバルに2人で出演。また大阪に於ける琉球フェスティバルを、95〜99年と、2004年の計6回、プロデュースを担当しました 。
   
  Copyright:2004 Respect Record All rights reserved