クレール・エルジエール

「グレコ、あなたを忘れない」

Claire Elzière “N’oubliez pas Gréco”

クレール・エルジエール「グレコ、あなたを忘れない」
ジュリエット・グレコにオマージュを捧げる1枚!


■アルバム内容

「このアルバムを通して、ジュリエット・グレコがパリに残した永遠の足跡を散歩するような体験を、皆様にして頂ければと願っています」──クレール・エルジエール

1999年、フランス南部のモントーバンで開催された音楽フェスティバルに出演したクレール。2、000人の観衆とジュリエット・グレコの前で、「美しい星に」を歌いました。
歌い終わった後、グレコから「シャンソンはこんなふうに歌われるべきなのです!」と、クレールを大絶賛するコメントがありました。
この一言は、デビュー間もないクレールを大いに勇気づけ、人生をシャンソンに捧げる事を決意させました。
2018年リリースのオリジナルアルバムに続く作品の構想を考える中、2020年に亡くなったグレコにオマージュを捧げる作品を制作出来ないか、との思いがクレールに溢れました。
その思いを形にしたのが、本作です。

本作に関して、クレールは「今回は、彼女のあまり知られていない曲にも光を当てました。例えばコミカルな歌『ミュージック・メカニック』や、フランスでもあまり知られていない『ゆっくり ゆっくりと』などです。また、グレコがレパートリーにした美しいバラードも外せませんが、彼女のダイナミックな部分を表現している『ジョリ・モーム』のような、躍動感溢れる曲も収録しました。グレコがレパートリーにしたシャンソンの多彩さを伝えられればと思ったからです」
さらに「今回はオリジナル曲『グレコ、あなたを忘れない』を収録しました。この曲は、彼女の人生の足跡をたどった歌です。歌詞には、彼女と彼女の姉、そして母親を捕らえたゲシュタポの事も出て来ます」
「激動の時代に生きながら、あれほど鮮やかに人生を生き切ったグレコ。私たちの記憶に永遠に生き続けることでしょう。私にとってグレコは、これまで折に触れて歌ってきた大切なシャンソン歌手です。そして今回、感謝の気持を込めて、私なりのオマージュを捧げる機が熟したと思います」


■プロデューサーのドミニック・クラヴィクより

「私たちの誰もが、これからも心にグレコへの思いを抱き、彼女の歌を聴き続けるでしょう。音楽を聴くことは心で感じることであり、心は音楽を欲しているのですから」


■収録曲

試聴 クリックでウインドウが開きます。

① Accordéon(アコーディオン)
Serge Gainsbourg 作
セルジュ・ゲンズブール作の作品で、グレコが初めて歌いました。アコーディオン奏者とアコーディオンが織りなす、温かき交流が歌われています。グレコはこの歌をコンサートで歌い続けました。
② Jolie môme(ジョリ・モーム)
Léo Ferré 作
1960年代初期、この歌の作者、レオ・フェレに呼ばれて、グレコは初めて彼の家を訪ね、この歌をプレゼントされました。
③ La Javanaise(ラ・ジャヴァネーズ)
Serge Gainsbourg 作
ゲンズブールが、グレコにプレゼントした、素晴らしい恋の歌です。
④ Coin de rue(街角)
Charles Trenet 作
この歌の作者のトレネは、グレコとカフェで昼食を取った際、15分でこの曲を書き、グレコにプレゼントしました。
⑤ La chanson de Prévert(枯葉によせて(プレヴェールの歌))
Serge Gainsbourg 作
グレコはこの歌をゲンズブールからプレゼントされましたが、長く歌われないままでした。その後、2007年リリースのアルバムにてようやく発表されました。
⑥ Un petit poisson, un petit oiseau(小さな魚と小さな鳥)
Jean-Max Rivière & Gérard Bourgeois 作
グレコのコンサートで、必ず歌われる歌です。結ばれない恋の物語。
⑦ La chanson des vieux amants(懐かしき恋人たちの歌)
Jacques Brel 作
20年も愛し合っている、歳を取ったカップルの物語です。
⑧ Tout doucement(ゆっくり ゆっくりと)
Jean-Max Rivière & Gérard Bourgeois 作
穏やかに流れる小川の様に、私の愛は時の流れに沿ってたゆたう、と歌われています。
⑨ Si tu t’imagines(そのつもりでも)
Raymond Queneau & Joseph Kosma 作
1949年、サルトルがグレコに選んでくれた詩の1つです。この詩をグレコが気に入り、曲が付けられ、自身のレパートリーとなりました。
⑩ Les amours perdues(失われた恋)
Serge Gainsbourg 作
1959年にグレコが録音した、愛を失った恋人達を歌った歌です。
⑪ On n’oublie rien(何も忘れない)
Jacques Brel & Gérard Jouannest作
「私たちは忘れない 何ひとつ 慣れてしまう ただそれだけ」と歌われる、ジャック・ブレル作詞の作品です。
⑫ Musique mécanique(ミュージック・メカニック)
Boris Vian & André Popp 作
音楽を演奏する自動ピアノ、ピアノラをユーモラスに描写しています。
⑬ Chanson pour l’Auvergnat(オーヴェルニュ人に捧げる歌)
Georges Brassens 作
1954年、グレコはこの歌を、ジョルジュ・ブラッサンスからプレゼントされました。
⑭ N’oubliez pas Gréco(グレコ、あなたを忘れない)
Emmanuel Guibert & Dominique Cravic 作
本作のプロデューサー、ドミニック・クラヴィク作曲のオリジナル曲。グレコの足跡を見事に活写した歌詞です。

■クレール・エルジエール プロフィール

1971年8月24日パリ生まれ。
楽器(リコーダ、ピアノ)を演奏したり、様々な合唱団に参加した後、シャンソンの世界に飛び込む。 1997年にパリ、シャンソンアトリエのショウの最中にピエール・ルーキー(50年に及ぶ作詞とショウの実績があるアーティスト)に見出される。
同じ年、ピアニストのグレゴリ・ヴーに出会う。
1999年にはモントーバンのフェスティバルにて、ジュリエット・グレコの前で歌い、絶賛される。
2003年にはファースト・アルバムがピエール・バルーによって創設されたレーベル「サラヴァ」からリリースされる。
2007年にはアコーディオニスト、ダニエル・コランのリーダーアルバム「フレンチ・カフェ・ミュージック・パリ・ミュゼット2~セーヌ川左岸のロマンス~」にて3曲ボーカルナンバーを披露。続く同年12月のアルバムリリースライブにもゲスト参加し、「ミロール」他シャンソンのスタンダード・ナンバーを歌い、大絶賛される。
2008年にはセカンド・アルバムであり、また日本ではデビュー・アルバムにあたる「パリ、愛の歌~永遠のシャンソン名曲集~」をリリース。
2009年春にはピエール・ルーキーの詞に曲を付けたアルバムをリリース。そして同年、4枚目のオリジナル・アルバム「パリ、愛の歌 第2楽章~永遠のシャンソン名曲集~」がリリースになる。
2014年にはサラヴァからアルバム「Chante Allain Leprest」をリリースする。
2018年には「パリ、愛の歌~永遠のシャンソン&フレンチポップ~」をリリース。6月12日より千葉を皮切りに全国10ヶ所でのホールコンサートを行い大絶賛を博する。

■参加ミュージシャン

Claire Elzière voix

Dominique Cravic guitares, ukulélé, voix

Grégory Veux piano, Fender Rhodes, pianino, voix

Olivier Moret contrebasse

Daniel Colin accordéon (Coin de rue), bandonéon (La Javanaise)

Christophe Lampidecchia accordéon (Accordéon, Jolie môme)

録音: Ludovic Palabaud , France, 2022 April
ミックス: Ludovic Palabaud, studio Laplace, Paris, France 2022 May
マスタリング: Mitsukazu Tanaka, assistant Moe Kazama, studio Chatri, Tokyo, Japan, 2022 June