大山百合香

「わたしのすきなうた~唱歌集~」

「わたしのすきなうた~唱歌集~」
J-POP、洋楽ファンに是非聞いて欲しい、普段聞きOKな唱歌集!
沖縄から届いたピュアーで透明感溢れるボーカルと、スティールギター、ウクレレの響きも気持いいナイスサウンドは、リゾート唱歌集とも言える仕上がりです。
日本語の美しい響きとメロディーラインの素晴らしさを大切にしたアレンジにも注目下さい。

■本作について

2005年4月にソニー・レコードからデビュー。6枚のマキシ・シングル、2枚のフル・アルバムそしてミニ・アルバムを1枚リリース。その飾らない透明感溢れる歌声は、多くの感動を生んで来ました。
今回の2年2ヶ月振りとなる待望の新作では、彼女が歌いたかった唱歌を取り上げました。DJ SASAプロデュースの元、ペダル・スティール・ギターやピアニカ、ウクレレなど多彩な楽器のアンサンブルと、ゆったりしたレゲエ、ロック・ステディの心地良いリズムが、本作をワン・アンド・オンリーの唱歌アルバムに仕上げました。
歌が心の扉を優しくノックする、素晴らしい唱歌集を是非お聴きください。

■今作に寄せて──大山百合香

大山百合香

“うた”それは誰もが一度は口ずさんだことのあるもの。
生きていく中で様々な“うた”と出会い 心の中に大切にしまっておきたい“うた”がある。
それは生まれる前、お母さんのお腹に宿った時から、老いてゆくまでずっと。

音楽はその時代の社会や人々の心情、風景さえ表しています。

日本にはそんな私たちが生きる時代と共に受け継がれてきた素晴らしい音楽がたくさんあります。

私も日本という国で生まれ育って、「唱歌」と出会いました。
昔から、そして現代においても広く親しまれ、唄われています。
小学生の頃、音楽教科書で初めて唱歌を耳にし、それは今でも色褪せることなく残っています。

そんな素晴らしい音楽を残してくれた昔の人々。
今を生きる私たちが、次の世代に歌い継がれるよう伝えていかなければと思いました。

そんなことを思っていた矢先、今回の唱歌アルバムのお話を頂きました。
これもまた音楽が繋いでくれた出会いです。

このアルバムに共に愛を注いでくれた人たちと選んだ“わたしのすきなうた”
その1曲1曲にまた息を吹きかけて今の時代感覚で聴く唱歌とでも言うような、新しい唱歌を創りました。
これからもずっと歌い継がれてほしい、そんな願いを込めて。

この日本の四季、風景、人情を 懐かしい思い出と記憶と共に聴いてみてください。

──2010年4月6日 大山百合香──


■大山百合香 プロフィール

1984年生まれ。青い海、青い空に囲まれた隆起珊瑚礁の島、奄美群島の沖永良部島出身。
伝統的に島唄が根付き、音楽好きな人々が多いこの島で、幼い頃から日常的に音楽と触れ合って育つ。
高校で音楽科へと進学し、本格的に“歌いたい”という意志を固め、東京の音楽専門学校ボーカル科へ入学。
2005年4月シングル「海の青 空の青」でデビュー。3rdシングルに収録されたモンゴル800のカヴァー。
「小さな恋のうた」がエースコック「スープはるさめ」のCMに起用され有線、着うた(R)を中心に話題騒然!
4枚のシングルを経て、遂に06年10月待望の1stアルバム「KIND OF BLUE」をリリース。
2007年3月に5thシングル「春色」をリリースし、そして、4月からはNHK「関口知宏の中国鉄道大紀行」テーマ曲に「光あるもの」が大抜擢された。
そして、7月には『映画クレヨンしんちゃん』シリーズで知られる原恵一監督『河童のクゥと夏休み』の主題歌に「夏のしずく」が決定し、7月にリリースした。
2009年3月にベスト・アルバム「海の青~Singles And More~」をリリースした後、沖永良部島とも近い文化を持つ沖縄に移住。島のリラックスした空気を体中で感じながら自然と音楽と共にスローライフの中で新しい音楽を追求中。
"音を楽しむ"という原点を忘れないで、感謝の気持ちと楽しむことを忘れず歌い続けていきたい。


■収録曲

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1. われは海の子
文部省唱歌■ウクレレ、ペダルスティールを大々的にフューチャーした穏やかな島テイストポップス。古いリズムボックスと生音のブレンドが絶妙。大山百合香のピアノと絡むハミングにも注目。
2. 夏は来ぬ
作詞:佐々木信綱 作曲:小山作之助■マリンバの裏打ちが心地よいレゲエトラック。ジャジーなギターとピアニカが優しくささやく。アコースティックピアノがかなりロックステディを演出。
3. 椰子の実
作詞:島崎藤村 作曲:大中寅二■ジャジードラム+ジャンベのイントロで高揚感を上げたところで、ペダルスティールの流れるようなフレーズで波を表現したアレンジに。
4. 手のひらを太陽に
作詞:やなせたかし 作曲:いずみたく■アンデス(鍵盤リコーダー)の飄々とした脱力感音色がインパクト大に。途中から楽しいスカのリズムに。そして小学生コーラス!元気に頑張って歌ってくれて感謝。
5. 浜千鳥
作詞:鹿島鳴秋 作曲:弘田龍太郎■沖縄生まれの楽器"オカリナトロンボーン"を使って浜千鳥の泣き声を演出。ウクレレとピアニカが郷愁を誘うアレンジに。
6. 夏の思い出
作詞:江間章子 作曲:中田喜直■ビブラフォンの音色とリズムボックスのクールなリズムが印象的なトラック。
7. おぼろ月夜
作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一■フレットレスベースとソプラノサックスのフレーズが夜の雰囲気を効果的に演出。
8. 浜辺のうた
作詞:林 古渓 作曲:成田為三■ウクレレ、フレットレスベース、ピアニカをフューチャー。海の夜を表現したフレーズ満載。
9. ふるさと
作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一■川のせせらぎの音に合わせてギターが蛙の如くプレイ。エレピがミニマムなフレーズを奏で、水滴がパーカッションとして鳴ってる曲。途中から4つ打ち(いや、3拍子だから3つ打ち)に。ピアニカがオーガニックレゲエ風。“手のひらを太陽に”でも使用したアンデスも素朴に響く。
10. 海
作詞:林 柳波 作曲:井上武士■幻想的なソプラノサックスで幕開け。ウクレレも印象的に響く3拍子の曲。
11. このみち
作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰■全12曲の中でもっとも音数が少ないトラック(ベース+ギター+ピアノ+ストリングス)。大山百合香のボーカルが際立つアレンジに。

ボーナストラック

12. ちんぬくじゅうしぃ
作詞:朝 比呂志 作曲:三田信一■沖縄で1960年代にリリースされた曲。曲タイトルは"サトイモの雑炊"の意味。ボーナストラック的位置づけで。リズムボックス+ジャズドラム、ボサノバリズム+レゲエリズム、デジタルシンセ+アナログシンセとアレンジはまさしく"チャンプルー"状態。大山百合香の幻想的な歌とマッチしている。