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RES-108 \2,730(税込) 2006年3月23日発売
普久原恒勇「芭蕉布 〜普久原恒勇作品集〜」
沖縄ポップスの原点ここにあり!
「芭蕉布」を始め数々の名曲を手掛けた、沖縄を代表する
作曲家、普久原恒勇のベスト作品集ついに登場!
沖縄を代表する作曲家 普久原恒勇。従来の沖縄民謡には見られなかった、斬新なメロディー、リズム、形式を用いて(1961年発表の処女作「月眺み」以前は、西洋音楽の形式を導入した沖縄民謡はありませんでした)、今日の沖縄音楽ブームの礎を作りました。
本作は沖縄音楽の代表作として、多くの人に親しまれている「芭蕉布」を始め、“フクハラメロディー(沖縄では古賀メロディと並び称されています)”として愛唱、愛聴されている作品の中から、20曲をセレクトしました。手がけた曲は400曲を超えるため、本作一枚で全体像を伝えることは当然不可能ですが、普久原作品の入門編として、また次々と生まれる新しい沖縄音楽の中にあっても、未だ光を放ち続けている作品の魅力に触れていただければと企画しました。
■アルバム内容
作品の中から比較的ポップスアレンジのものを中心にセレクトしました。レーベルサイトで選曲案を出し、普久原恒勇氏が確認の上内容を決定しました。ビクター、マルフク、普久原楽器、リスペクトの4つのレーベルからベスト・トラックを選びました。M11、19は普久原氏のアイディアで未発表ヴァージョン、未発表曲を収録しております。
沖縄ポップスの原点ここにあり!いつまでもみずみずしいフクハラメロディ満載の作品集です。
■普久原恒勇プロフィール
1932年、大阪市淀川生まれ、家業は昭和元年創業のマルフクレコード。(今で言うインディペンデントレーベル、普久原朝喜氏が大阪で始めた沖縄音楽専門レーベル。日本国内のみならず、遠くハワイ、南米在住の沖縄出身者にもレコードを輸出していました。)
19際の頃より、クラシックギターを習い、後にヴァイオリンを学びました。しかし最初から音楽家を志した訳ではなく、写真家を志しました。、また西洋音楽には関心がありましたが最初から沖縄音楽に関心があった訳ではなかったようです。
■収録曲■
歌や歌
(うたやうた)
(作詞:中村弘子
(なかむらひろこ)
)
歌:伊波智恵子
(いはちえこ)
作詞者 中村氏の初めての作品であり、また最後の作品でもあります。80歳を越えた氏が、普久原さんにどうしても曲を付けてもらいたいと、持ち込みました。
芭蕉布
(ばしょうふ)
(作詞:吉川安一
(よしかわやすかず)
)
歌:宮城奉子
(みやぎともこ)
2005年度のNHK紅白で長山洋子さんが歌ったり、新宿の歌声喫茶「灯」の50年間に歌われた曲ベスト2になったりと、沖縄のみならず、日本全国で愛唱されています。この曲は元々1965年、英語の詞でハワイ三世のクララ新川さんに歌ってもらうために企画されました。後に詞は英語詞ではなく、現在の日本語詞で発表されるに到ります。
ふるさとの雨(作詞:吉川安一)
歌:宮
(みや)
けいこ・里
(さと)
なおみ・ホップトーンズ
この曲のA-A'-B-A'は唱歌の形式を取っており、元々は小学生の愛唱歌にしたいと考え作曲したそうです。
娘ジントーヨー(作詞:久米仁
(くめひとし)
)
歌:我如古
(がねこ)
より子with吉川忠英
(よしかわちゅうえい)
我如古より子のデビュー曲として作曲。“ジントーヨー”(ほんとに、まことに、まったくの意)と言うフレーズを生かした曲を作りたかったそうです。
ヘイ!二才達
(ニセーター)
(作詞:朝比呂志
(あさひろし)
)
歌:ホップトーンズ
“沖縄の新しいうた”を作ろうとする運動が1960年代中頃から起こり、その中から生まれた1曲。歌詞は「ヘイ!二才達」のみウチナーグチ(沖縄方言)で、あとは標準語。この曲のアレンジが当時どれ程斬新だった事か!
ゆうなの花(作詞:朝比呂志)
歌:宮けいこ・里なおみ
M5と同じ“沖縄の新しいうた”運動の中で生まれました。あまり重宝されることのなかった、ゆうなの花を愛しく思い創作したとの事です。
おもろうた(作詞:唐田雅風
(からたがふう)
)
歌:フォーシスターズ
“おもろ”とは沖縄、奄美に古くから伝わる神の歌の事です。元々は伊波智恵子さんの為に作ったが、あまりにいい歌なので、フォーシスターズのおねえさん達(智恵子さんはいちばん下の妹です)が歌いたいと言ったそうです。
南国育ち(作詞:坂口洋隆
(さかぐちひろたか)
)
歌:でいご娘
作詞者の坂口氏は40年間の活動で、500曲の作詞を手掛けたそうです。「ナンソダ」とも略され、代表的なフクハラメロディーです。
うるま島(作詞:朝比呂志)
歌:ホップトーンズ
M5,6と同じ“沖縄の新しいうた”運動で生まれました。当時の大ヒット曲で、初回プレス2,000枚が瞬時に売り切れたそうです。
草まくら(作詞:とりみとり)
歌:伊波智恵子
ジョン・レノンの“ラブ”を伊波さんが歌っているのを聞いた普久原さんが、同曲に曲想を得てつくったそうです。
なれし古里(作詞:冨付よし)
歌:伊波智恵子(未発表ヴァージョン)
普久原さんの作品第2号。踊り(社交ダンス)で使われたそうです。1961年当時沖縄ではめずらしかった3拍子の曲です。
島々清
(しまじまかい)
しゃ(作詞:久米仁)
歌:宮良康正
(みやらこうせい)
八重山民謡が大好きな普久原さんが作った、元々は八重山音階(ヨナ抜き音階とも言い、ドレミソラという並び)の器楽曲であり、伊波智恵子さんがこの曲を気に入り、歌詞も是非付けてほしいと提案したそうです。
肝
(ちむ)
がなさ節
(ふし)
(作詞:とりみとり)
歌:饒辺愛子
(よへんあいこ)
饒辺さんの為に書いた大ヒット曲。三線での演奏が簡単な事もあり、民謡の入門曲として親しまれています。
つんだら慕情(作詞:久米仁)
歌:伊波智恵子
娘ジントーヨーの“ジントーヨー”と同じく、作詞の久米さんが“つんだら(いとしい)”というフレーズを使いたいと提案し、生まれた曲。八重山民謡のつんだら節をイメージして作曲したそうです。
チョッチョイ子守唄(作詞:そけいとき)
歌:伊波智恵子
伊波さんの為に書いたデビュー曲。わらべ唄として曲想を得ました。
月眺
(ちちなが)
み(作詞:冨着
(ふちゃく)
よし)
歌:伊波智恵子
普久原さんの処女作。この曲と「なれし古里」と二曲同時に作りました。その頃(1961年)までの沖縄民謡にはない、新しい形式の沖縄音楽を作りたいと考え、実験的に創作したものだそうです。
島やからー(作詞:朝比呂志)
歌:当山達子
(とおやまたつこ)
M5,6,9と同じ、“沖縄の新しいうた”運動で生まれた曲です。当山さんは普久原さんの最初の弟子、作詞の朝さんは2つ下の弟です。
豊年音頭
(ほうねんおんど)
(作詞:そけいとき)
歌:内里美香
(うちざとみか)
カチャーシーの定番曲。元々曲はハイテンポとスローテンポの2つがあり、フォーシスターズが自分たちの持ち歌として、ハイテンポの方を選び、それが一般化しました。
黄金星
(くがにぶし)
(作詞:唐田雅風)
歌:チョッチョイクラブ/新曲(未発表)
作詞は普久原さんのペンネーム。元々はインスト曲でしたが、伊波智恵子さんが歌、三線を教えている子供達に歌ってもらおうと、歌詞を付けたそうです。
ジントーヨーBlues(作詞:とりみとり)
歌:伊波智恵子 with ホップトーンズ
編曲者の屋富祖寛次さんは沖縄ビッグバンドのアレンジャー、トロンボーン奏者でフクハラメロディーの貢献者のひとりだそうです。“てぃんさぐぬ花”をモチーフにした歌詞にも注目。
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